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2026年2月2日

視覚障害者向け点字の歴史と利用方法

お知らせ

点字は19世紀のフランスで生まれました。その発明者はルイ・ブライユ(Louis Braille)で、自身も視覚障害者でした。彼は視覚に頼らず情報を得る方法を求め、16歳のときに点字システムを考案しました。この点字システムは6つの点(2行3列)を組み合わせて文字を表現するもので、各点は触覚によって識別できます。

ルイ・ブライユと点字の発明

ルイ・ブライユは幼いころに目を失いましたが、パリで教育を受ける機会を得ました。そこで彼は、視覚障害者が書かれた文字を読む方法がないことに気づき、点字システムを考案しました。彼の点字はシンプルで覚えやすく、視覚障害者が触って学びやすいように設計されています。最初は批判を受けたものの、徐々に普及し、現在では世界中で使用されています。

国別の点字システムの違い

点字は基本的な原則として世界共通ですが、国や言語ごとに異なる点字システムが存在します。これは各国の言語や文字体系に合わせて点字が改良されたためです。

英語圏

英語を使用する国々では、ブライユの点字を基にした「英語の点字」が使われていますが、アメリカでは特に「アメリカ式点字(American Braille)」が一般的です。これはフランス語の点字に基づきつつも、英語に合わせた点字表記に変更が加えられています。

日本

日本の点字は日本語の文字体系に合わせて発展しました。ひらがな、カタカナ、漢字などを表すために、独自のシステムが採用されています。例えば、ひらがなは6点のパターンを基にして構成され、カタカナや漢字も同様に点字で表記されます。

中国

中国の点字は中国語の発音を基にしたシステムです。漢字の音を表すために特別なシンボルや文字の組み合わせが使用されます。

その他の言語

各国の言語ごとに、発音や文法構造に合わせた点字システムが存在します。例えばドイツ語、スペイン語、アラビア語なども独自の点字システムを使用しています。

国際的な点字の標準化

国際点字委員会(International Council on English Braille、ICEB)は主に英語を使用する国々の点字システムを標準化し、視覚障害者のための情報や教育の改善を図る国際的な団体です。ICEBは点字の普及と標準化を進めるために様々な活動を行っています。

※(体験記事)

ある日、私は日本補助犬情報センターでのインターンシップ中に、点字ワークショップを担当することになりました。ワークショップの準備を進める中で、参加者が点字をより簡単に理解できるように、ガイド資料を作成しました。この資料には、点字を打つ際に迷わないように、打つ場所にあらかじめ色を塗ったり、実際に打てるワークシートを用意したりしました。

点字は、六つの点の組み合わせで表現されていて、凹凸を指で触れて読むことができるんです。普段私たちが文字を書くときとは異なり、点字は右から左へ打つことで、裏返したときに左から右にスムーズに読める仕組みになっています。この点字の特性を理解するのは、最初は少し戸惑いましたが、参加者の皆さんが楽しそうに打っている姿を見て、私も嬉しくなりました。

ワークショップの中で、参加者が自分の名前を点字で打ったり、名刺を作成したりする様子を見ていると、点字が視覚障害者にとってどれほど大切なコミュニケーション手段であるかを改めて実感しました。私自身も、点字を通じて視覚障害者の方々の生活やニーズについて理解を深めることができ、非常に貴重な経験となりました。

点字の利用場所

点字は、視覚障害者が情報を得たり、周囲の世界とコミュニケーションを取るために使われています。以下のような場所や状況で点字が使用されています。

まとめ

点字は視覚障害者が自立して生活するための重要なツールとして、教育、公共施設、交通機関、医療、製品パッケージ、行政サービスなど、さまざまな場面で使用されています。これらの場所で点字が使われることで、視覚障害者が情報にアクセスしやすくなり、社会の中で自立的に活動できるようになります。